~支え合う安心社会の実現に向けて~
朝日新聞厚生文化事業団は「福祉を支える地域づくり」「福祉を担う人づくり」「支援の輪づくり」を軸に社会福祉事業に取り組んでいます。

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これまでの活動

認知症リーフレット完成記念オンライン・フォーラム
「認知症になっても(ならなくても)、住み慣れた地域で暮らすために」を開催しました

朝日新聞厚生文化事業団では、広島県府中町社会福祉協議会や地域包括支援センターなどと協力して、地域で認知症の人を支える試み「府中町認知症フレンドリープロジェクト」を今年度からスタートしました。

認知症になっても、ならなくても、住み慣れた地元で暮らし続けるために住民は何をすればいいのか、知恵を出し合い実践に移していく試みです。

プロジェクトのコアメンバーが集まって議論を続けると、府中町ではまだまだ認知症に対しての正しい理解が進んでおらず、認知症に対する偏見が根付いているということが分かりました。そこで、まず認知症がどういった症状で、認知症になるとどんな行動をする場合があるのかなど、基本的な知識を知ってもらうリーフレットを作成して、町内全戸に配布することになりました。

今後認知症の人が地域で増加した時のためにも、認知症の人との共生社会を知ってもらうことも重要だと考えました。こうしてリーフレット「認知症になっても(ならなくても)、住み慣れた府中町で暮らすために」が完成し、10月上旬に町内2万3千世帯に配布しました。

リーフレットの表紙

そして、このリーフレットの完成を記念するオンラインフォーラムを11月20日に開催しました。北海道から沖縄まで、全国から500人の参加申し込みがあり、約400人が実際に視聴しました。

オンラインフォーラムの前半ではタレントのハリー杉山さんが、9年前に英国人で元ジャーナリストのお父様の認知症が分かり、今日まで介護を通じて息子として向き合ってきた様子や、その時々に抱いた気持ち、社会に望むことなどを話しました。

ハリー杉山さん

後半は、NPO法人町田市つながりの開理事長の前田隆行さん、地域密着型特別養護老人ホーム「府中みどり園」ケアマネジャーの日高義幸さん、府中町在住の認知症当事者を介護した経験を持つ家族の方が、認知症になっても町内でこれまでどおり暮らし続けるために、それぞれの立場・経験から見えた悩みや戸惑い、解決したいこと、そのためにどんな行動ができるのかを話し合いました。司会・進行役はリエゾン地域福祉研究所代表理事の丸山法子さんです。

フォーラムの様子
前田隆行さん

参加者からは、「ハリーさんが経験した葛藤や受容などの気持ちの流れを知り共感した」「当事者の心の声を聞ける人になりたいと思った」「認知症になるのが当たり前と皆が思えるようになれば暮らしやすい。自分の住むまちでもぜひ地域の人たちと実践したい」といった感想が寄せられました。