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事業のご報告

遺贈・遺言セミナー「良い遺言を書くために知っておくこと」(東京、大阪)

人生の締めくくり「老いじたく」に役立つ、遺言書の書き方や、遺言に残した内容を実現してもらうために必要な準備などについて学ぶ、遺贈・遺言セミナー「良い遺言を書くために知っておくこと」を、朝日新聞大阪本社(2018年10月20日、86人参加)と、東京本社(10月24日、108人参加)で開きました。大阪会場の講師は弁護士の布施憲子さん、東京会場の講師は弁護士の中山二基子(ふきこ)さんが務めました。

中山さんは、年をとるにつれて心配になることとして、①相続、②自分自身の葬儀やこれまでの入院費の支払いといった「死後の事務処理」、③認知症が出た時の対処という3点を挙げ、この3つの軸に沿って、実際に中山さんが手伝った「老いじたく」例を紹介しました。

また今回は、約40年ぶりとなる相続法の改正内容についても説明。特に大きな変更点として、遺言書の財産目録部分をパソコンで作成できるようになるほか、登記簿謄本・通帳の写しの添付が可能になること(ただし、全ページに署名、捺印が必要)や、保管の難しかった自筆証書遺言を、法務局で保管できるようになることなどを挙げました。

90分の講演の後は、質問タイムです。「認知症になった兄弟を、同居している兄弟が面倒を見る場合、法定後見人として届け出ないと銀行預金を下ろせないのか」といった質問や「自筆証書遺言を法務局で預かってもらう場合、保管申請費、維持費は必要か」といった改正相続法に関する質問が寄せられ、参加者は、どの質問にも興味深そうに聴き入っていました。

セミナー修了後に寄せられたアンケートでは、「遺言を書くことの大切さがよくわかった」、「老いじたくの手順がわかりやすかった」といった感想のほか、「改正相続法についてもっと詳しく聞きたい」、「公正証書遺言の具体的な作成過程を知りたい」といった要望も上がりました。今後のセミナーに生かしていきたいと思います。

大阪会場では弁護士の布施憲子さんが、弁護士探しや任意後見制度、そして死後の事務などについて、具体的な例を豊富に盛り込んで講演をしました。さらに、参加者から好評だったのは、公証役場の室内や担当者を紹介する動画を放映したこと。一般の人には足を運ぶ機会の少ない機関ですが、セミナー終了後には「公証役場の様子や利用の仕方がよくわかった」という声が多数寄せられました。

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