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事業のご報告

「福岡いのちの電話「自殺防止公開講座」
自殺!?ちょっと待って!―思いとどまってもらうために―」

11月11日、福岡市の都久志会館ホールで社会福祉法人福岡いのちの電話と共催で自殺防止公開講座「自殺!?ちょっと待って!~思いとどまってもらうために~」を開催しました。

講師に九州大学総長で医師でもある久保千春(くぼ・ちはる)さんを迎え、「こころと身体の叫びを聴く」と題した講演を行い、聴講者200名余りと共に自殺を防ぐ方策につながる糸口を探りました。

日本で最初に「心療内科」の診療を開始した九州大学で、久保先生はその中心的な役割を担ってこられました。

久保先生は、自分の医師としての経験から、「面接して話を聞くことにより、相手の感情の発散を促すことが心身のリラックスにもつながること」「相手に、より多面的な見方、柔軟な思考を持ってもらうことの大切さ」を訴えました。

患者さんらに「あなたの具合が良くなった原因は何?」と尋ねると、多くの人が「面談の相手が自分に暖かい関心を持ってくれたこと」と言います。更に「自分を理解してくれる人物を信用して話をすることができたこと」、そして「今まで避けてきたことに直面するように励まされたことで行動が変わっていった」ということです。

ストレスから病気になるということについても、「ストレスそのものの問題、その受け止め方の問題、ストレスを受けた結果として生活習慣の問題、の3つに分けて考えることが大切だ」とのことで、ストレスへの一般的な対処法と自身が実践している「ストレスに対して心がけている6つのこと」を紹介してもらいました。

2017年の自殺者数は21,321人で、自殺者の総数は8年連続での減少となりました。が、一方で15~34歳の若い世代で死因の第1位が自殺となっているのは、主要7カ国では日本のみという現状もあります。一人でも多くの貴重な命を救えるように、この講座がその一助となれば、と願っております。

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