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朝日新聞厚生文化事業団トップページ 最新のお知らせ 第35回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト 1位に福島県立田村高校の柏原さん

これまでの活動

第35回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト
1位に福島県立田村高校の柏原さん

第35回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト(全日本ろうあ連盟、朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社主催、厚生労働省、文部科学省、テレビ朝日福祉文化事業団、日本手話通訳士協会、全国聾学校長会後援、東京都聴覚障害者連盟協力、NEC協賛)を8月25日(土)に東京・有楽町朝日ホールで開催しました。

コンテストダイジェスト版映像

このコンテストは1984年に始まり、手話の習得やサークル活動に取り組む全国の高校生の活動を奨励し、手話の普及とボランティア活動、福祉教育の推進をはかるために開催されてきました。

今回は、全国の応募者45人から原稿と映像審査で選ばれた10人が、手話と音声を同時に使ったスピーチで競いました。第1位には柏原力樹さん(福島県立田村高校3年、写真上・左)が輝きました。柏原さんは「手話とともに」と題して、剣道に打ち込むろう者の存在を知り、あきらめずに挑戦する大切さを学んだ経験をスピーチ。「将来は特別支援学校の教諭になりたい」と約450人の来場者の前で自分の思いを力強く述べました。

2位には大見夏鈴さん(岐阜県・済美高校2年、写真上・中)、3位には吉村義誠さん(佐賀県・東明館高校2年、写真上・右)が選ばれました。

また、秋篠宮家の長女眞子さま(写真下・左)が出席。眞子さまは、開会式で全てのスピーチを手話を交えて行い、「みなさまが、ご自分の思いや考えを豊かな手話で表現なさるのを楽しみにしております。」と出場者にエールを送りました。

特別プログラムでは、絵描きの門秀彦さん(写真下・右)が「ノンバーバルコミュニケーションとしての手話」をテーマに講演。ライブペインティングも交えつつ、ろう者のご両親との思い出や、絵を描くようになったきっかけ、コミュニケーションへの思いなどを会場へ語りかけました。

3位までを除く入賞者と出場者は次の通りです。(敬称略)

奨励賞

高知県立安芸高校2年 徳永旭
栃木県立壬生高校3年 脇島愛奈

出場者

北海道石狩翔陽高校3年 薬丸乃子
東京都立大泉桜高校3年 本間春菜
愛知県・桜花学園高校3年 佐竹美柚
石川県立田鶴浜高校3年 石黒亜友美
沖縄県立陽明高校3年 比嘉琉花