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事業のご報告

ADI国際会議プレイベント 講演会「君はひとりぽっちじゃない」(東京・大阪)

2017年4月26日~29日、京都市左京区の国立京都国際会館で開催される「第32回国際アルツハイマー病協会(ADI)国際会議」のプレイベントとして、厚生文化事業団では認知症の人と家族の会、朝日新聞社の3者による講演会を2016年6月に開催しました。ADI国際会議は各国から医療・介護関係者、認知症患者や家族らが参加し、研究やケアなどの取り組みについて意見を交わす会議で、「認知症の人と家族の会」などが主催し、日本での開催は13年ぶり、2回目です。

講演会レポート

砂川啓介さん

ドラえもんの声優として活躍した大山のぶ代さんが認知症になったということは、テレビでも大きく取り上げられるニュースになりました。国民的人気の大山さんの介護について、夫で俳優の砂川啓介さんに率直に語ってもらう講演会を2016年6月に実施しました。

大山さんは2012年、アルツハイマー型認知症と診断されました。診断後も「私、ここ(自宅)にいたい」と話し、砂川さんは旧知のマネジャーらの力を借りて介護を続けてきました。大山さんが認知症と判断されたとき、ショックというか、この先どうしたらいいか悩んだと言います。その時から、僕は絶対に先に死ねないと思うようになったそうです。大山さんが認知症になったと言いたくなかったし、知られたくなかった。でも、大山さんのために一生懸命やればやるほど、こっちがおかしくなってくる。そんな苦悩のなか、親友の毒蝮(どくまむし)三太夫さんに相談したら、1人で介護なんてできるわけない。しゃべった方がいいと言われ、(15年に)ラジオ番組で公表。とても楽になったそうです。そうしたなか、2016年4月に砂川さんの尿管がんが判明。抗がん剤治療が始まり、入退院を繰り返しているため、急きょ大山さんが入る老人ホームを探したそうです。

砂川さんはホームでの大山さんの様子について、「お友達もできて元気にやっています」と報告。「試練ですが、まずは僕自身のがんを治さないといけない」。大阪の講演会には体調をおして臨んだが、大山さんがどうしているかと思うと涙が出るといい、「これが愛なのかな」と話しました。

講演会の後半では、大阪会場は山口大学大学院神経内科の川井元晴准教授、東京会場は川崎幸クリニック院長の杉山孝博さんとの対談が行われた。

その砂川さんですが2016年4月に尿管がんが判明し、自身の抗がん剤治療が始まり体調の変化が激しいなかでの登壇でしたが、6月5日に大阪・肥後橋のYMCA会館、25日に東京・虎ノ門のニッショーホールで、無事講演会を実施することができました。

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