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2年にわたる子どもグリーフサポートトレーナー養成研修が修了

東日本大震災などの災害や事故、自死、病気、離婚などで大切な人と死別・離別したり、虐待などで喪失を体験した子どもたち。喪失による悲しみや寂しさ、会いたい気持ちなど(グリーフ)を抱えた子どもたちが自分らしく歩むプロセスに寄り添う支援がグリーフケアです。

当事業団では、こうしたグリーフを抱えた子どもたちに寄り添うために、全国各地ですでにグリーフサポートを実践している人を対象に、2014年11月から2年にわたる全4回の「トレーナー養成研修」(当事業団主催、Kids Hurt Too Hawaii協力)を行いました。講師はKids Hurt Too Hawaiiのシンシア・ホワイトさんと伊藤ヒロさん。アシスタント講師は「だいじな人を亡くした子どもの集まり」のファシリテーターの小嶋リベカさんです。

最後となる4回目の研修は6月18、19日に朝日新聞東京本社で開催。北海道、宮城県、東京都、福岡県の団体などから10人が参加しました。初日は各々が考えているファシリテーター養成講座のスケジュールやグリーフワークに関するアクティビティーを紹介。最終日はボランティアの役割と責任についての講義のほか、質疑応答およびディスカッションで意見交換をし、2年間に渡る研修を締めくくりました。

今回参加したみなさんが、グリーフサポートトレーナーとして、各地での取り組みをさらに拡充するとともに、自らが指導者となって後継を育て、質の高いグリーフケアが全国に広がることを期待しています。