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事業のご報告

講演会「自分らしい人生の最終章とは?」を名古屋で開催しました

人生の締めくくり方について考える「自分らしい人生の最終章とは?」が7月11日、名古屋市中区の朝日ホールで開かれました。医師で作家の久坂部羊(くさかべ・よう)さんが、医師でありながら近代医療ぎらいの父親の看取(みと)りを通して、死を迎える心構えを伝えました。

久坂部さんは大阪大学医学部を卒業後、勤務医、外務医務官を経て2003年に作家デビュー。「悪医」(朝日新聞出版)で日本医療小説大賞を受賞されました。

父親は30代で糖尿病の診断を受けたのを始め、白内障、前立腺がん、認知症を次々と発症し、転倒して腰椎の圧迫骨折もしました。

ユーモアを交えて父親の看取りを話す久坂部羊さん

「検査を受けると、その数値で心を患う。それなら症状が悪くなってもいい」と糖尿病の治療を放置して悪化させたり、がんと分かった途端、ほっとした表情を見せたりしたそうです。「どうやらむやみな長生きを心配していたらしい」。

内容は深刻なのですが、久坂部さんはユーモアを交えて話され、百人近い参加者を引き込みました。寄せられた多くの質問にも丁寧に答えていただきました。

「親のしたいことを支援するのが一番の親孝行。自分の価値観を押しつけてはいけません」との言葉が印象的でした。

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