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事業のご報告

第47期「聖明・朝日盲大学生奨学金」4人に貸与

視覚障害のある大学生を支援する「聖明・朝日盲大学生奨学金」(聖明福祉協会、朝日新聞厚生文化事業団主催)の貸与式が7月4日、東京都内のホテル「グランドヒル市ヶ谷」で行われました。

第47期奨学生に選ばれたのは、竹保遥さん(京都外国語大学)、加藤将太さん(駿河台大学)、中村遼佑さん(筑波技術大学)、山田陽介さん(天理大学)の4人です。

毎月3万円が貸与されるこの奨学金は、視覚障害の学生を対象として1969年に日本で初めて設けられ、今年度で貸与者の総数は206人になりました。

式典では、聖明福祉協会の本間昭雄理事長が「学生生活を有意義に楽しく過ごし、目標に向かって頑張ってもらいたい」とエールを送りました。朝日新聞厚生文化事業団の大井屋健治常務理事が審査結果を報告した後、厚生労働省の道躰正成自立支援振興室長が「しっかりと勉強し、夢を実現されて社会でご活躍されることを祈念いたします」とお祝いの言葉を贈りました。

左から山田陽介さん、中村遼佑さん、当事業団の大井屋健治常務理事、
聖明福祉協会の本間昭雄理事長、竹保遥さん、加藤将太さん

新奨学生の紹介

竹保遥さん(京都外国語大学)
中学校の先生から英語の楽しさを教えてもらったことがきっかけで、英語の教師になる夢を持ちました。現在は、外国語学部・英米語学科で勉学に励み、英語力に磨きをかけています。授業以外でもフリーガイドクラブに所属をし、毎週末、金閣寺や清水寺などを回って、海外から来ている観光客にガイドをしながら積極的に外国人とコミュニケーションをとっています。将来は英語の楽しさだけではなく、他国の文化を学ぶ楽しさも教えていきたいです。

加藤将太さん(駿河台大学)
高校時代、盲学校に通い「当事者同士の方が障害の悩みを打ち明けやすい」と感じた経験から、将来は臨床心理士を取得し、スクールカウンセラーになりたいと思いました。障害を持った人たちをケアすることはもちろん、障害を持っていない人たちの悩みも受け入れ、幅広い方々の悩みをケアしていきたいです。現在は、心理学部・心理学科に所属をして基礎をしっかり身につけるための勉強をしています。今後は心理学と障害の関係について研究していきたいです。

中村遼佑さん(筑波技術大学)
大学では保健科学学部情報システム学科に所属し、プログラミングなどの技術を学んでいます。現在は先輩たちと協力をしながら、10月に行われる学園祭・ITフェスタの準備をしており、BGMの担当としてゲームの作成に取り組んでいます。将来はIT関係の仕事に就き、タッチパネルを音声化するプログラムの開発や視覚に障害のある人でも楽しめるゲームを開発したいです。

山田陽介さん(天理大学)
中学3年時に急激に視力が低下し、高校から盲学校に通い始めました。2014年に韓国のインチョンで行われたアジアパラリンピック競技大会水泳競技に日本代表として出場し、自由形で決勝進出を果たした経験があります。次のリオデジャネイロパラリンピックや東京パラリンピックの出場を目指して、現在も大学に通いながら毎日4、5時間の練習に励んでいます。大学では国際学部地域文化学科に進学。国際的な視野を身につけ、貿易業の仕事に就きたいです。

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