講演会
津波を体験した 子どもたちに寄り添う
~私たちの地域でグリーフケア~(東松島市)(2015年6月24日)
子どもが津波や地震で受けた心の衝撃は周囲からは見えにくく、一人で抱えていることが少なくありません。周囲の人が気づいても、どうしてよいのか分からないこともあるでしょう。
このようなグリーフ(悲嘆)を抱えた子どもたちには、遊びや会話を通して、時間をかけて気持ちを解きほぐしていく癒しの"場"と"人"が必要です。この講演会では、東松島市でこうした子どもたちに寄り添うために、教育・子ども福祉関係者、地域の方々と一緒に、大人にできることを学びます。講師は、米国や日本のグリーフケアに大きな影響を与えているシンシア・ホワイトさんです。
とき | 2015年6月24日(水) 午後6時~午後8時30分 |
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ところ | 東松島市コミュニティセンター (東松島市矢本字大溜1-1) |
定員 | 100人(定員になり次第締め切り) |
対象 | 学校関係者、子ども福祉の関係者、一般市民のみなさん ※はじめての方や子どもの保護者の方、興味のある方は、ぜひご参加ください。 |
講師 | シンシア・ホワイトさん(米国キッズ・ハート・トゥー・ハワイ創設者) ※通訳が付きます |
- キッズ・ハート・トゥー・ハワイ(Kids Hurt Too Hawaii)
- 「Kids Hurt Too」は 「子どもの心も傷ついているんだ」の意味。見過ごされてしまうことの多い死別や離婚、虐待などで身近な人と離ればなれになった子どものグリーフやトラウマのケア(癒し)を重視して実践するハワイ州ホノルル市が拠点のNPO。ハワイで実施する支援者養成プログラムには、各国から参加がある。グリーフケアの指導者を養成する取り組みを日本でも行っている。
- 子どものグリーフケア
- 喪失による悲しみや苦しみ、会いたい気持ち、自分を責める気持ちなどの反応は、誰にでも生じる健全なものです。しかし、周囲には見えにくく、気付いても、どうすればよいのか対処に苦心します。
こうした反応を示す子どもへのグリーフケアは、子どもの成長に応じて、遊びや会話を通して、一人ひとりが自分のペースで気持ちを整理していくプロセスをともに歩むもので、治療を目的とするカウンセリングとは異なります。
近年、近親者を亡くした大人へのグリーフケアは各地で始まっていますが、子どもへの取り組みは、まだ広まっていません。子どもたちが安心と希望を持って暮らすために、東松島市の地域のみなさんが一緒に考え、子どもたちの癒し(グリーフケア)に取り組むために、小さな一歩を踏み出しませんか。
講演内容(予定)
(1) トラウマとグリーフが子どもに与える影響・違い
(2) 手当がされない子どもたち
(3) 子どもたちが必要とすること
(4) 遊びと会話での癒し
(5) グリーフケア活動の紹介
(6) 地域で実践するために
交通アクセス
JR仙石線矢本駅から徒歩約15分
宮城交通高速バス(石巻ー仙台臨時バス)矢本バス停から徒歩約3分
三陸自動車道矢本ICから車で約5分
お申し込み方法
参加希望のすべての方の(1)お名前(ふりがな)(2)〒・ご住所(3)電話番号(4)ご職業を明記の上、EメールかFAXでお申し込みください。下記フォームからも申し込めます。先着順です。
※参加券を送付しますので、当日ご持参ください。
お申し込み・問い合わせ
朝日新聞厚生文化事業団「グリーフ講演会」係
〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2
Tel:03-5540-7446 Fax:03-5565-1643
Email:childreng@asahi-welfare.or.jp
主催
朝日新聞厚生文化事業団
後援
(申請中)/東松島市、東松島市教育委員会
協力
Kids Hurt Too Hawaii