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連続講演会「住まいの終活」(第3回/東京会場)を開催しました

高齢になり、身動きが取れなくなってからでは遅すぎる「終(つい)のすみか」の選び方について考える連続講演会「住まいの終活」の第3回(東京会場)を、2月16日(日)に東京都千代田区の日経ホールで開催しました。東京都心に記録的な大雪が降り、足元の悪い中での開催でしたが467人の方に参加いただきました。

第一部の基調講演は、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長で社会学者の上野千鶴子さんが「おひとりさまの住まいの終活」をテーマにお話しいただきました。
上野さんは、往診同行取材した単身高齢者の例やホームホスピスなどを紹介し、人によってさまざまな選択肢があること、また「住まいを確保した上でサービスを外付けすれば何とかなることがわかってきた」と話しました。
さらに、「家族がいてもいなくても、同居していてもしていなくても、それでも家で死んでいける、こういうシステムに作り替えていくことが大事。そのために介護保険を使い勝手のよいものにかえていかなくてはならない」と指摘しました。
第二部は、コミュニティネットワーク協会・理事長の近山(ちかやま)恵子さんと上野さんに「新しい住まいのカタチ」というテーマで、会場からの質問も交えながら、対談いただきました。

講演会に参加した方のアンケートには「“住まいの確保をすればおひとりさま在宅は可能”は心強く思った」「いろんな選択があると感じた」など、現実的でわかりやすい話が多かったという声が多数寄せられました。