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事業のご報告

研修交流プロジェクト「社会的養護の子どもの喪失と悲しみに向き合う~社会的養護とグリーフケア~」を実施

研修交流プロジェクト「社会的養護の子どもの喪失と悲しみに向き合う~社会的養護とグリーフケア」を社会的養護の当事者グループ全国ネットワーク「こどもっと」と朝日新聞厚生文化事業団で、6月30日(日)に東京都中央区の朝日新聞東京本社で実施しました。

大切な人を亡くす、大切な人に虐げられる、大切な人と離ればなれになるなど、かけがえのない人との関係を失った人が、その悲しみや喪失感を整理して自分らしく歩むための支援がグリーフケアです。

このグリーフケアと支援者の養成プログラムに取り組む米国ハワイ州のキッズハートツーハワイ。米国のフォスターケアで育ったシンシア・ホワイトさんと日本の社会的養護で暮らした伊藤ヒロさんが中心になって運営しています。

この研修交流会は、自らも社会的養護で育ち、同じように社会的養護で育つ人を支える"当事者活動"に取り組む日本全国のみなさんと一緒に、シンシアさん、ヒロさんを講師に、グリーフケアの視点から子どもの支援を考えることを目的に実施。各地で"当事者活動"をする人たちに参加を呼びかけ、当日は設立準備中のグループを含む7つの団体に所属する10人が集いました。

プログラムは2部制で、1部ではこの日の午前10時から午後4時の間、朝日新聞厚生文化事業団と子どもグリーフサポートステーションが主催した一般の人も参加する講演会「大切な人を失った子どもたち~これからのグリーフケア~」に出席し、グリーフケアの基本的な考え方を、一般の参加者と一緒に聴講しました。

2部は、社会的養護で育った当事者のためのプログラムとして、シンシアさんとヒロさん、当事者10人などで食事をしながら別会場で実施。シンシアさんは、これまでの実践から、同じような体験をしたことのある人を支援する際の支援者にとっての課題を解説し、まずは自分自身のグリーフを知ることが必要と話しました。その後、シンシアさん、ヒロさんを含め、参加者が一人ずつ自身の体験などを語る「グリーフワーク」を体験しました。

体験談の語りが終わると、日本の社会的養護やグリーフケア、キッズハートツーハワイでの取り組みなどについての意見交換や質疑応答が和やかな雰囲気の中で行われ、今後も研修を積んでいくことの必要性が確認されました。

ヒロさんのウクレレとシンシアさんの歌をフィナーレに、予定時間を1時間以上超えてもなお名残を惜しみながら、この日の研修会は幕を閉じました。

「こどもっと」は、各地で"当事者活動"をするみなさんの取り組みやこれから活動する若い人たちの育成に役立つために、今後もこうしたプロジェクトを実施していきます。

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