~支え合う安心社会の実現に向けて~
朝日新聞厚生文化事業団は「福祉を支える地域づくり」「福祉を担う人づくり」「支援の輪づくり」を軸に社会福祉事業に取り組んでいます。

朝日新聞厚生文化事業団トップページ 最新のお知らせ 視覚障害の大学生に奨学金を貸与

これまでの活動

視覚障害の大学生に奨学金を貸与

視覚障害のある大学生のための「聖明・朝日盲大学生奨学金」(聖明福祉協会、朝日新聞厚生文化事業団主催)の貸与式を2013年7月6日、東京都内のホテル「グランドヒル市ケ谷」で開催し、第45期生の田原光さん(沖縄国際大学)と松本葵さん(和光大学)の2人の門出を祝いました。

この奨学金制度は、国内で初めての視覚障害の学生を対象とした奨学金で、1969年に始まりました。今年度で貸与者総数は198人になります。

貸与式では、聖明福祉協会の本間昭雄理事長が「社会に出て活躍している先輩達に負けないように期待したい」と励ましました。朝日新聞厚生文化事業団の大井屋健治事務局長が審査経過を報告したあと、厚生労働省社会援護局障害保健福祉部企画課の君島淳二・自立支援振興室長が「視野を広げて勉強し、きちんとしたことがいえる大人になってほしい」と2人にエールを送りました。

左から聖明福祉協会の本間昭雄理事長、奨学生の松本葵さん、田原光さん、
厚生労働省社会援護局の君島淳二・自立支援振興室長

新奨学生の紹介

田原光さん(沖縄国際大学1年)

高校までの学校生活の中で、生徒のことを熱心に考えてくれる先生に出会ったこと、また、英語が好きだということから、英語の教員になりたいと思うようになりました。目標を実現するために英米言語学科で勉学に励んでいます。また、文武両道を目指して、毎日大学の授業が終わった後に、高校から続けている陸上部の練習をしています。

松本葵さん(和光大学1年)

子どものいじめ・不登校というテーマに興味を持ち、心理教育学科で学んでいます。将来の夢は子どもの発達と関わる職業につくこと、教員か児童相談所の職員になることです。生活保護を受けている家庭の中学生・高校生に勉強を教えるボランティアもしています。