~支え合う安心社会の実現に向けて~
朝日新聞厚生文化事業団は「福祉を支える地域づくり」「福祉を担う人づくり」「支援の輪づくり」を軸に社会福祉事業に取り組んでいます。

朝日新聞厚生文化事業団トップページ 最新のお知らせ 精神疾患をもつ親に育てられた子どもの立場の「つどい」を開催しました

これまでの活動

精神疾患をもつ親に育てられた子どもの立場の「つどい」を開催しました

朝日新聞厚生文化事業団では、精神障害のある人やその子どもたちが安心して暮らせる地域社会を目指し、2018年1月に発足した、精神疾患の親をもつ子どもの会「こどもぴあ」とともに活動をしています。

精神疾患のある親に育てられた子どもの立場の人同士が体験や思いを語り合える場である「つどい」を、2020年度に引き続き、オンラインでこどもぴあ運営のもと開催しました。

21年度は、通算第5回目となるZoomつどいを6月27日に開催し、その後、9月12日、12月12日と続き、この度、22年3月13日に第8回Zoomつどいを開催。年度の4回の集まりを締めくくりました。

各回、15人~20人程が参加。5グループ前後に分かれて、これまで誰にも話せなかった体験や思いを語り合いました。そのほか、こどもぴあメンバー10人程が各グループに分かれて入り、進行を務めます。
当事業団は、共同主催として、当日はオブザーバー参加。運営のサポートにあたっています。

また、年に2回、「子どもの立場」への理解を深め、サポートにあたりたいと考える支援者の立場の人もオブザーバー参加ができる、オープンな会を開催しています。
21年度も、10人程の方が参加しました。

参加者からは、「同じ境遇の人がこんなにいるんだと思った。共感をしあうことで前に進めると感じた。」「子どもの時に出せなかった『自分』を出すことができた」などの感想が寄せられました。

全国各地からの参加があり、毎回、初参加の方もいて、「もっと早く、このような場があることを知っていたらよかった」との声も多くあります。

21年度の延べ参加人数は、運営にあたるこどもぴあメンバーや、オブザーバー参加の支援者も含め、130人となりました。

各回の参加人数(スタッフ、オブザーバー参加者含む)

開催日 実施回 参加人数
2021年6月27日 第5回Zoomつどい 25人
2021年9月12日 第6回Zoomつどい 32人
2021年12月12日 第7回Zoomつどい 32人
2022年3月13日 第8回Zoomつどい 41人

当事業団では、今後も、全国の子どもの立場が集まれるこのような場づくりを応援し、今現在一人で抱えている人がつながれるよう、また、精神障害のある人もその家族も自分らしく生きていける社会を目指し、活動を続けていきます。