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これまでの活動

ぴあ活動コアメンバーのつどいを実施しました。

2022年7月24日(日)、進学応援金ぴあ活動*の実行委員メンバー(以下、コアメンバー)19名が全国から朝日新聞東京本社本館会議室につどいました。

日頃、オンラインでの打ち合わせがほとんどですが、メンバーから「実際に対面で仲間に会いたい。交流を深めて、更に良い活動をしていきたい」という声をいただき、今回実施の運びとなりました。当日は、3つの活動(ブック、ラジオ、フェス)のリーダー5名を中心に交流企画を考えて実施しました。交流会の後、「社会的養護で暮らす中高生たちにどのようになっていってほしい」というテーマについて、メンバー間でディスカッションを行い、様々な意見が出ました。

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以下、メンバーからの意見の一部を掲載します。

  • 環境のせいで、夢をあきらめてほしくない。
  • 元気にすごして、やりたいことをやってほしい。
  • 社会的養護のもとにいると、情報が入りにくいので情報を得られるようになってほしい。また、将来のために、自分で情報を得る方法を知ってもらいたい。
  • 社会的養護を離れた後の支援も、今よりひろがってほしい。
  • 中高生は自分の置かれた環境は自分ではどうにもできないので、環境自体を改善したい。
  • 地域格差、施設格差、環境格差をなくしたい。
  • 広く多くの人たちに社会的養護について知ってもらうことで、どこにいても、発信しやすくなくるのではないか。
  • 例えば、施設に入所する際、本人に選択の機会がなかったり、考えるための情報が少ない。本人への情報提供をしっかりしていくことも必要だと思う。

今後のぴあ活動を進めていくうえでの、基本的な活動目標としてメンバーの中で共通理解を図ることができました。後半部分は、ぴあ応援ラジオの収録を実施しました。今回は今までの番組と趣旨が異なり、サブ番組「学食トーク」として、気軽な楽しい雰囲気の中でメンバーたちが「奨学金について」「施設あるある」の2つのテーマについて話をしました。メンバーから様々な体験談や意見が出たことで、ラジオの内容に幅を出すことができました。つどいの最後には、リーダーたちからメンバーへのメッセージも伝えられ、メンバー間の団結が高まるとても良い雰囲気で1日を過ごすことができました。

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今回のつどいで得られた仲間とのつながりが、今後のぴあ活動に生かされ、更に活動が発展していくことを願っています。

*ぴあ活動とは、「先輩として、同じように苦しんだり、悩んだりしている子どもたちに自分たちの経験や思いを伝えることで役立ちたい」こうした思いをもとに、進学応援金を受ける学生とともに行う様々な社会的活動(ソーシャルアクション)です。