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これまでの活動

いわき市であそび歌コンサートを行いました

昨年10月の台風19号で浸水被害にあったいわき市の平第四小学校で1月26日に福田翔さんのあそび歌コンサートと炊き出しを実施しました。

水害エリアに住む子どもたちは外で体を使って思う存分に遊ぶことがかないません。多くの場合、居住地以外の消毒が終わっていなかったり、公園が災害ゴミの応急の集積所になっていて使用が制限されているためです。そこで、今回はソングブックカフェの福田さんの力を借りて、炊き出しに合わせて子どもたちに思い切り楽しんでもらえるコンサートも企画しました。

この炊き出しは、昨年末に引き続き2回目。地元いわき市の小名浜港で水揚げされたサンマをたくさん使い、漁協婦人部の皆さんが真心を込めて作ったつみれ汁、そして、おにぎり、ポップコーンなどそれぞれ200食を提供しました。集まった子どもたちのお腹が満たされた後にはお待ちかねの福田さんのコンサート。

子どもたちははじめ、どんなお兄さんなのか様子を伺っていましたが、途中からは福田さんの歌の魅力に引き込まれ、みんな夢中になって歌を楽しみました。子どもと参加した保護者の一人は、「日頃は余裕もなく、生活をつなぐことで精いっぱい。ですが、今回のような機会を通して被災した人たちが集うこと。あのときは大変だったと被災者同士で話し合いができるだけでも、私たちの気持ちが楽になります。本当にありがたいです。」と話していました。

いわき市では現在もでも浸水した住宅の2階や避難所で生活をしている人が多く、制限された生活が続いています。事業団ではこれからも被災地のニーズをくみ取りながら、継続して支援を続けていきます。