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朝日新聞厚生文化事業団トップページ 最新のお知らせ 第33回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト 1位に熊本・阿蘇中央高校の井さん

これまでの活動

第33回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト
1位に熊本・阿蘇中央高校の井さん

第33回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト(全日本ろうあ連盟、朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社主催、厚生労働省、文部科学省、テレビ朝日福祉文化事業団、日本手話通訳士協会、全国聾学校長会後援、東京都聴覚障害者連盟協力、NEC協賛)を8月27日(土)に東京・有楽町朝日ホールで開催しました。

コンテストダイジェスト版映像

このコンテストは1984年に始まり、手話の習得やサークル活動に取り組む全国の高校生の活動を奨励し、手話の普及とボランティア活動、福祉教育の推進をはかるために開催されてきました。

今回は、全国の応募者69人から原稿と映像審査で選ばれた10人が、手話と音声を同時に使ったスピーチで競いました。第1位には井麻優香さん(熊本県立阿蘇中央高校2年、写真上・左)が輝きました。井さんは「生きる」と題して、今年4月の熊本地震で体験した恐怖と不安を訴えました。「当たり前のことが、どれだけ恵まれていることなのか気付かされた」と約500人の来場者の前で自分の思いを力強く述べました。

2位には松本蒼空さん(静岡サレジオ高校1年、写真上・中)、3位には加藤珠羅さん(愛知県立蒲郡高校 2年、写真上・右)が選ばれました。

また、秋篠宮家の長女眞子さま(写真下・左)が出席。眞子さまは、開会式で全てのスピーチを手話を交えて行い、「発表される皆様がご自分の思いや考えを、豊かな手話で表現なさるのを楽しみにしております」と出場者にエールを送りました。

特別プログラムでは、NHK手話ニュースキャスターの那須英彰さん(写真下・右)が「手話と私~手話がもたらしてくれたもの~」をテーマに、手話の奥深さについて講演。東日本大震災や原爆投下の様子を手話のみで訴えかける場面もあり、迫力ある表現で観客を引きつけました。

3位までを除く入賞者と出場者は次の通りです。(敬称略)

奨励賞

幸喜樹里(沖縄県・仙台育英学園高校広域通信制課程ILC沖縄2年)
栗栖啓人(大阪府立松原高校2年)

出場者

梅田純花(大分県・楊志館高校3年)
駒田菜々香(神奈川県立高浜高校2年)
三上真澄(北海道・石狩翔陽高校2年)
笠井渓太(山梨県・身延山高校3年)
坂本梨帆(愛媛県立長浜高校1年)