これまでの活動
「朝日高齢者福祉セミナー2015」を名古屋で開催しました
小笠原医師の講演に聴き入る参加者
高齢者を支える医療や福祉を考える「朝日高齢者福祉セミナー2015」が6月7日、名古屋市中区の朝日ホールで開かれました。「医療と介護をつなぐ」をテーマに講演とシンポジウムがありました。
愛知高齢者福祉研究会、朝日新聞社、当事業団の主催で約120人が参加。訪問診療で先駆的な取り組みをしている岐阜市の開業医小笠原文雄さん(日本在宅ホスピス協会長)が約30年間の実例を基に基調講演しました。
在宅で穏やかに死を迎えた患者に出会ったことが訪問診療を本格的に始めるきっかけとなったそうです。孤独死というと独り暮らしでの在宅死を思い浮かべがちですが、普段の暮らしや地域社会から切り離された「病院での孤独死」こそが問題であることを、大勢のお年寄りの死に立ち会って実感してきたといいます。「希望死」「満足死」「納得死」を実現するためにさらに在宅での看取りを進めていく必要があると強調されました。