~支え合う安心社会の実現に向けて~
朝日新聞厚生文化事業団は「福祉を支える地域づくり」「福祉を担う人づくり」「支援の輪づくり」を軸に社会福祉事業に取り組んでいます。

朝日新聞厚生文化事業団トップページ 最新のお知らせ 高砂部屋力士が奈良市の介護老人保健施設で「ゆうゆうビジット」

これまでの活動

高砂部屋力士が奈良市の介護老人保健施設で「ゆうゆうビジット」

大阪場所が終わった直後の3月23日、ゆうゆうビジットで奈良市の介護老人保健施設「アップル学園前」を大相撲高砂部屋の力士ら3人が訪問、施設利用者や職員ら約200人と交流しました。

力士たちは三段目の朝乃丈と序二段の朝ノ島。現役時代は一ノ矢の四股名(しこな)で活躍した部屋マネージャーの松田哲博さんです。施設の食堂に畳を敷いて仮設の「土俵」を設置。まずはじめに松田さんによる相撲甚句が披露されました。

その後、力士2人が登場。突っ張りや下手投げなどの技を披露しました。何人かの職員が力士と対戦しましたが、軽くいなされる姿に会場からは笑い声があがりました。

技の披露の後は松田さんが仕込んだ高砂部屋特製のちゃんこ鍋が全員にふるまわれました。普段、施設で提供される食事に対して特に感想を述べない施設利用者ですが、「おいしい」と言う声が食堂のあちらこちらから上がっていました。

プログラムが終わった後、施設利用者は「相撲は何十年来のファンだったのでうれしかった」「大阪場所の千秋楽の翌日に本物のお相撲さんに会えて感動した」「お相撲さんを間近で見たのははじめて」と感想を述べていました。施設で最高齢という103才の女性は「相撲の番組はいつも欠かさず見ているので楽しかった」と話していました。

施設職員は「体が不自由で外出ができない施設利用者が多いので、みんな今日を楽しみにしていた」「普段はあまり元気のない方が、笑ったり話したりしていたのが印象的だった」と話していました。