これまでの活動
児童養護施設・里親家庭の高校生進学応援金、26人が内定
児童養護施設・里親家庭の高校生進学応援金(朝日新聞厚生文化事業団主催)の選考委員会を9月24日、朝日新聞東京本社で行い、全国からの応募者110人を審査し、来春、大学や専門学校などに進学する予定の高校生26人を内定しました。
内定者には、進学決定後、入学時に必要な納入費用(授業料を除く)を贈ります。
贈呈の総額は1184万円の予定です。
「高校生進学応援金」は、朝日新聞厚生文化事業団の創立80周年記念事業として2008年度に始まり、以後毎年継続して行い、これまでに106人に贈呈をしています。
安心できる暮らしと未来を
児童養護施設や里親家庭などの社会的養護では、4万7千人の子どもが暮らしています。虐待をはじめ貧困、親の行方不明、入院など、様々な理由で家族と暮らせない子どもたちです。
およそ3万人が暮らす児童養護施設では、子どもたちの高校卒業後の大学、短大などへの進学率は11%で、すべての高校卒業者の54%と比べ、5分の1程度にとどまっています。
朝日新聞厚生文化事業団は、困難な状況の中を育ってきた子どもたち、一人ひとりに、安心できる暮らしをしながら、自分の未来を拓いて欲しいと願っています。
そして、「進学」はそのための大きな一歩になると考えています。
事業団は、今後もこうした子どもたちへの支援に取り組んでいきます。