これまでの活動
高齢者暴力防止プロジェクト助成 13団体決まる
地域で高齢者への暴力や虐待を防ぐ取り組みをしている団体を支援する「高齢者への暴力防止プロジェクト助成」(朝日新聞厚生文化事業団主催、厚生労働省、テレビ朝日福祉文化事業団後援)を2013年度に受ける団体が5月中旬に決まり、朝日新聞朝刊生活面(大阪本社版5月16日付、東京本社版5月17日付)で発表されました。応募した43団体から選ばれた下記の13団体で、助成額は総額1009万円です。
この助成は、地域、家庭、施設で、高齢者が大切に扱われ、その人らしく安心して生活できる社会になることを願い、全国各地のさまざまな地域で企画された優れた取り組みを支援するもので、2010年度に創設され、11年度から助成を始めました。今回の助成が3回目で、助成は今回で終了する予定です。
- 認知症にやさしい地域支援の会(岩手県陸前高田市、菅野不二夫会長)「認知症になっても住みやすい地域作りを目指す」
- 村山市社会福祉協議会(山形県村山市、佐藤清会長)「村山の地域福祉を考える市民研修会~高齢者を虐待から守るために~」
- Uビジョン研究所(東京都渋谷区、本間郁子理事長)「高齢者施設における虐待の背景と防止策に関する調査研究」
- 高齢者を支える学際的チームアプローチ推進ネットワーク(東京都新宿区、辻彼南雄理事長)「認知症ベストケアパートナー養成市民講座」
- 全国介護者支援協議会(東京都豊島区、上原喜光理事長)「団地における孤立死防止の取り組みに関するシンポジウム事業」
- 日本ウエルネット(東京都八王子市、福田稔理事長)「高齢者への暴力・虐待のないまちづくり」
- 多摩西北部高齢者・障害者サポート協会(東京都福生市、笠間秀行理事長)「高齢者への虐待防止等にかかる成年後見制度推進事業」
- ステップあいち-心の健康と発達を守る会(名古屋市東区、石田まり子理事長)「みんなが幸せな道を探して~地域見守りプロジェクト~」
- 介護保険市民オンブズマン機構大阪 O-ネット(大阪市東成区、岡本祐三代表理事)「施設内虐待を防ぐための職員研修および電話相談」
- 甲南女子大学(神戸市東灘区、枡田聖子講師)「高齢者虐待予防リーダー育成研修プログラムの作成」
- 劇団道化(福岡県太宰府市、篠崎省吾理事長)「介護者の心を開くアート・セラピー実践講座」
- 嬉野市地域婦人連絡協議会(佐賀県嬉野市、芦塚典子会長)「地域いきいきふれあいゆめ絆事業」
- KAプロジェクト(熊本県上天草市、田中万里理事長)「高齢者環境づくりサポーター事業」
助成団体を紹介した2013年5月17日付朝日新聞朝刊生活面(東京本社版)は、こちら(345KB)。認知症にやさしい地域支援の会(岩手県陸前高田市)と介護保険市民オンブズマン機構大阪(大阪市東成区)をとりあげています。
ご参考
第1回助成
助成を受けた12団体は次の通り。応募47件、助成総額1010万円。
- 飯豊町老人クラブ連合会(山形県飯豊町、佐藤悦郎会長)「老人クラブが行う高齢者虐待ゼロプロジェクト」
- NPO法人サバイバルネット・ライフ(栃木県小山市、仲村久代理事長)「高齢DV被害女性支援のためのシンポジウム、アドボケイター養成講座」
- エルダーアビューズ・ケア研究会(東京都北区、関根くによ代表)「地域包括支援センター看護職のための高齢者虐待対応スキルアップ研究事業」
- NPO法人杉並介護者応援団(東京都杉並区、北原理良子理事長)「男性介護者支援プロジェクト~ネットワークで支える『男性介護者の会』設立に向けて」
- NPO法人日本高齢者虐待防止センター(東京都西東京市、田中莊司理事長)「高齢者虐待の対応事例集とQ&A集の作成と配布」
- となりのかいご(神奈川県伊勢原市、川内潤代表)「家族が認知症になったらどうする?プロジェクト」
- NPO法人介護支援の会松原ファミリー(大阪府松原市、豊永雅雄・代表理事)「子どもから高齢者までみんなでつくる虐待のないまちづくり~認知症の人への虐待を防止するために」
- NPO法人スマイルウェイ(兵庫県宝塚市、西山良孝理事長)「男性介護者による介護虐待・殺人・心中事件抑止事業」
- NPO法人地域密着型相談センターとまり木(奈良市、山村悦子理事長)「高齢者シェルター『とまり木シニアハウス』」
- NPO法人おかやま成年後見サポートセンター(岡山市南区、川口隆志理事長)「高齢者虐待防止人材養成及び高齢者虐待防止実践事業」
- 高齢者虐待防止研究プロジェクト(福岡市東区、小野ミツ代表)「高齢者虐待防止のための要介護高齢者と介護サポート推進プロジェクト」
- 大牟田市社会福祉協議会(福岡県大牟田市、西村直会長)「集合住宅におけるご近所ネットワーク構築プロジェクト」
助成団体を紹介した2011年5月4日付朝日新聞朝刊生活面(東京本社版)は、こちら(278KB)。杉並介護者応援団(東京都)と地域密着型相談センターとまり木(奈良市)をとりあげています。
第2回助成
助成を受けた10団体は次の通り。応募43件、助成総額929万円。
- 権利擁護あおい森ねっと(青森県弘前市、三上富士子代表理事)「津軽地域における高齢者権利擁護システム構築事業」
- 全国介護者支援協議会(東京都豊島区、上原喜光理事長)「男性介護者に対する支援のあり方に関するシンポジウム事業」
- 日本高齢者虐待防止センター(東京都西東京市、田中荘司理事長)「高齢者虐待の防止に取組む民間団体のネットワーク化事業」
- 日本高齢者虐待防止学会(横浜市金沢区、高﨑絹子理事長)「高齢者虐待における共依存問題に関する啓発プログラム」
- 千葉市社会福祉協議会小中台西地区部会(千葉市花見川区、武市康子部会長)「地域のお年寄り『みんなでみまもり』事業」
- 認知症の人と家族の会愛知県支部(愛知県東海市、尾之内直美代表)「虐待防止への認知症シングル介護者支援プロジェクト」
- 志摩の地域ケアを考える会(三重県志摩市、鈴木孝明会長)「ひとり暮らしの認知症高齢者が最期まで地域で暮らすために~専門職・地域住民がともに考える認知症高齢者の地域支援」
- さつき会(奈良県宇陀市、井野谷高子代表)「高齢者への配食サービス」
- 高齢社会をよくする女性の会・広島(広島市中区、薬真寺満里子代表)「認知症行動マップによる虐待防止プロジェクト」
- ふくし劇団こくら南プチボ(北九州市小倉南区、築別悦子座長)「ふくし劇を通じた高齢者への虐待防止市民ネットワーク形成事業」
助成団体を紹介した2012年5月11日付朝日新聞朝刊生活面はこちら(330KB)。千葉市社会福祉協議会小中台西地区部会と高齢社会をよくする女性の会・広島をとりあげています。