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朝日新聞厚生文化事業団トップページ 最新のお知らせ 令和8年熊本地震 災害支援 災害時の支援活動の協力に関する協定(大学ボランティアセンターへの支援)活動実施報告「関西国際大学」(兵庫県)

最新のお知らせ

令和8年熊本地震 災害支援
災害時の支援活動の協力に関する協定(大学ボランティアセンターへの支援)活動実施報告「関西国際大学」(兵庫県)

2026年7月28日に発災した「令和8年熊本地震」について、本協定に基づき被災地で支援活動を実施した関西国際大学の実績をご紹介します。

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高齢者施設関係者とボランティア参加者
施設長と2年前にインドネシアから来られた方と

助成金額

300,925円

助成金の使途

大学から現地までの交通費、現地で移動するためのレンタカー代およびガソリン代、衛生用品および安全装備品等購入

活動内容

高齢者施設における環境整備支援、健康管理、メンタルケア、現場職員の後方支援

1日目:8月9日(日)

支援先:うきノイエ(住宅型有料老人ホーム、熊本県宇城市)

実施した支援
  • 施設内全フロアの清掃
  • トイレ清掃
  • 水タンク補充ほか環境整備

断水の影響から衛生環境の維持が困難な状況となっていて、施設長の要請を受けてトイレや床の重点的な清掃を行いました。感染予防および生活環境改善の観点から環境整備に注力しました。

2日目:8月10日(月)

支援先:うきノイエ、八代シラサギ(居宅介護事業所、八代市)

実施した支援

うきノイエ

  • 避難生活を送る高齢者のバイタルサイン測定、健康観察
  • 傾聴を中心としたコミュニケーション支援

八代シラサギ

  • 段ボールベッドの撤去
  • 支援物資の仕分けおよび搬送

3日目:8月11日(火)

支援先:うきノイエ

実施した支援
  • 利用者のバイタルサイン測定、健康観察
  • 口腔ケア、足部温罨法、爪切りなどの清潔ケア
  • 共感を中心としたコミュニケーション
  • 居室および共有スペースの環境整備

現地で確認された課題

  • 断水による生活用水不足
  • 被災に伴う職員数の減少および入院者発生によるマンパワー不足
  • 被災後の入居者、避難者の健康状態低下
  • 入浴機会の確保が困難であり、清拭で対応している状況
  • 外部避難後に戻られた高齢者に便秘や皮膚トラブルが発生
  • 食事摂取が進んでいない高齢者の存在
  • 地域との交流機会の減少

訪問看護などの在宅支援サービスは継続して利用できていたものの、避難生活の長期化による健康状態の悪化、断水による口腔衛生や清潔保持の困難、さらに被災した職員も多く、人手不足によるケア提供体制の逼迫が大きな課題となっていました。要介護高齢者やターミナル期利用者を抱える施設であり、衛生管理や健康観察、生活支援の継続的な支援が重要であると考えられます。また、物資の流通は早かった反面、現地で分配、整理する人員が不足していました。

活動成果

  • 衛生環境の劇的改善
  • 被災者のQOL向上
  • 健康リスクの早期発見

学生3名は集中して活動に取り組み、清掃活動のみならず入居者や職員への配慮や声掛けなど、看護職として求められる姿勢を実践しました。被災された高齢者一人ひとりに真摯に向き合い、尊厳を尊重しながら支援しました。「あなたの命があってよかったです」「今はみんな助け合う時期ですから」と共感的なコミュニケーションを通じて、災害時に求められる看護の役割や人間理解の重要性を実践的に学ぶ貴重な機会となりました。教室では得難い経験を通じて、看護専門職としての倫理観や責任感の醸成にもつながりました。

限られた水資源の中で、在宅看護で培った知識や工夫を活かし、利用者に少しでも快適に過ごしていただけるよう支援を行いました。発災後約2週間ぶりに「入浴したような気持ちになれた」と喜ばれる場面もありました。

また、訪問前日に発熱が認められた利用者が誤嚥性肺炎で入院されたことを後日知り、学生たちは災害時の高齢者の健康悪化や災害関連死のリスクについて現実的に考える機会を得ました。ケアに対して申し訳ないという高齢者に対して学生は「させていただける幸せ」と応じ、配慮のある行動が出来ました。

活動風景・写真

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支援物資仕分け
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給水支援
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フロア清掃
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お手洗い清掃
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温めたタオルを使用したフットケア(足部温罨法)
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爪切り
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不要になった段ボールベッド撤去

参加した学生からの声

  • 普段当たり前だと思っている生活が、決して当たり前ではないことを実感しました。被災された方のお話を伺い、災害時には生活面だけでなく、不安や思いに寄り添うこと、人とのつながりや支え合いが大切だと学びました。この経験を今後の看護に活かしていきたいです。

関西国際大学看護学科ニュースでも活動報告記事を公開しています。

【令和8年熊本地震被災地支援ボランティア】熊本被災地で学生たちが触れた看護の原点
―被災された方々との出会いから学んだ「人を支える」大切さ―

https://www.kuins.ac.jp/news/2026/08/8_3.html

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