これまでの活動
【開催報告】ぴあサポーターズ奨学生合同説明交流会
ぴあ応援団では、活動に関心のある「ぴあサポーターズ」*1 団体の奨学生を対象にした「ぴあ応援団説明交流会」を、2026年3月20日(金・ハイブリット形式)、4月12日(日・オンライン形式)で開催しました。
今回の開催は初ということでしたが、2日間で6名の奨学生の方に参加していただきました。「ぴあサポーターズ」とともに、今後より一層の連携を深め、共に歩む「ぴあ(仲間)」の輪を広げていくための大切なスタートを切ることができました。
*1 「ぴあサポーターズ」は、社会的養護を経験した若者たちを応援する、朝日新聞厚生文化事業団、資生堂子ども財団、ゼンショーかがやき子ども財団、モバイル・コミュニケーション・ファンドによるネットワークです。
活動紹介
前半では、現在活動しているチーム(ブック、シェア、ぴあミーティング、ラジオ、奨学金検索サイト「Miomus」、すだちずなど)と、来年度から始動する新たな体制「ぴあすけっと」*2 と「ぴあコネクト」*3 について、各チームのマネージャーらが紹介しました。また、メンバーが活動を通じて感じたことや活動を続ける理由などそれぞれの想いも語られました。
*2 「ぴあすけっと」=特定のプロジェクトチーム(ラジオ、ブック等)に固定されず、メンバーが足りない時や忙しい時に、別のチームのメンバーがサポートに回れる柔軟な協力体制です。メンバー一人ひとりの負担を減らし、無理なく、楽しく活動を続けられる環境を作ります。
*3 「ぴあコネクト」=関東や九州など近くに住むメンバーで集まり、交流や活動を行うプロジェクトのことです。
メンバーの「活動への想い」
- 活動が「人のため」になるだけでなく、同時に「自分のため」にもなっていることに楽しさを感じている。
- 活動を通じて自身の人生を振り返り、「辛いのは自分だけではない」と救われたことが継続の理由。全国の仲間の多様な価値観や感性に触れる交流も楽しい。
- 「自分の活動が未来を変える」という希望を持ち、参加しています。社会的養護ではない他の場所では馴染めなさを感じたこともあったが、ここでは温かい仲間の中で「自分らしくいられる」ことを実感している。
- 自分たちがやりたい企画を提案し、それを実現できる環境が整っていると思う。
- 全国からメンバーが集まっているため、地域ごとの言葉の違いなどに触れることも楽しい。
各活動の詳細はこちらからご覧いただけます。
サロン
3月20日、後半の「ぴあサロン」では、グループに分かれ、「共通点探しゲーム」と「おしゃべりワーク」を行いました。血液型や好きな食べ物などのメンバー同士の「共通点」を時間内になるべく多く探す「共通点探しゲーム」で、参加者との仲を深めました。
「おしゃべりワーク」では、社会的養護での「あるある」をグループで語り合い、その気持ちを色や形、言葉で紙に描いてグループ内で発表しました。
4月12日の「ぴあサロン」では「私の推し・マイブーム」と自分の生い立ちを一本の川に見立てて描く「人生の川」をテーマにお絵描きワークを行いました。
「私の推し・マイブーム」では、1から10の数字の中から一つを選び、その番号に対応したお題(好きな食べ物、飲み物、推しのアーティストなど)について語り合う時間を持ちました。 「牛乳が好き」といった何気ない日常の話題や、共通の好きなアーティストの話題を通じて、初対面の緊張が解けていきました。
「お絵描きワーク」では、言葉だけでは表現しきれないこれまでのできごとや感情を「人生の川」として、思い思いに描きました。グループ内で完成した川の絵をカメラ越しに見せ合いながら、川の太さや流れる様子、行く手を阻む岩、周囲の景色など、描いたものとそこにある思いに触れながら、それぞれが自身の歩みを語りました。
参加者からの感想
参加した方の感想を紹介します。
- グループのみんなが温かく迎えてくれて嬉しかった。重なる『あるある』が多く、自分だけではなかったと思えて気が楽になった。
- 「言葉にせずとも、絵や色によって自分の思いを外に出すことができ、自分自身を客観視する良い機会になった。」
- 他の参加者の歩みを共有する中で、日常では周囲の人には理解されにくい状況にも共感してもらえて、「自分だけではなかった」と思えた。
- ワークを通じてこれまでを振り返り、「つらい思いをした甲斐があった」「生きていて良かったと思える瞬間がたくさんある」と、過去の経験を前向きに捉え直すことができた。
社会的養護の未来の可能性を広げるために
今回、6人の方にご参加いただいたことを、ぴあ応援団ではとても嬉しく思っています。私たちは、社会的養護の輪の中で暮らしている子どもたちが、自身の未来の可能性を広げ、夢を追いかけられる社会を目指して、全国の仲間たちと、そしてぴあサポーターズをはじめとした多くの方々と共に今後も一歩ずつ活動を継続してまいります。
最後に、開催にあたり、奨学生の皆さんへのご周知など、全般にわたりご協力をいただいたモバイル・コミュニケーション・ファンド、資生堂子ども財団、ゼンショーかがやき子ども財団の皆さまに感謝申し上げます。