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大学生がマジックで能登のみなさんと交流
2025年12月21日、22日に、高崎健康福祉大学MAGIC CLUBの学生5人が石川県穴水町を訪れ、マジックと大道芸を披露して地域のみなさんと交流しました。
1日目は、午前中に穴水町を中心に支援活動を継続しているNPO法人レスキュードッグヤードの拠点「みんなの居場所ボラまち亭」を訪問して、活動の経緯や復興の課題について話を聞きました。午後からは下唐川地区へ案内していただき、集会所にお集まりいただいた幼児から高齢者まで30人ほどの住民の方々にマジックと大道芸を披露しました。パフォーマンスの後にはみなさんと自由に歓談する時間があり、下唐川での現在の暮らしなどについて生の声を聞かせていただきました。
夕方は、児童養護施設「あすなろ学園」で開かれたクリスマス会でマジックと大道芸を披露しました。子ども達も職員のみなさんも一体となって、大いにお楽しみいただきました。パフォーマンスの後には学生5人がそれぞれサンタクロースなどに扮して、お菓子やタオルのプレゼントを一人ひとりに手渡しました。
2日目は「平和こども園」を訪問して、園児のみなさんにマジックと大道芸を披露しました。幼い子ども達に伝わりやすい言葉選びや進行に工夫を凝らし、子ども達は生き生きとした表情でトリックについて自由に意見を言ったりしながら楽しく参加していました。教室で子ども達と一緒に遊ぶひとこまもあり、心温まる時間を過ごすことができました。
今回の活動は学生のみなさんがボランティアとして穴水町を訪問し、パフォーマンスを通じて地域の方々と交流すると同時に、防災意識の向上や社会課題への理解を深める教育的な機会となりました。前日まで入念な準備を重ねて今回の活動に臨み、その一生懸命さが交流したみなさんに伝わって心を開いていただけたように感じました。
移動中にはタクシーの乗務員の方からも車窓から見える景色の被災状況を聞かせていただき、輪島では10代のボランティアと一緒に町を歩きながら話を聞くこともできました。能登の暮らしが平穏に戻るにはまだ時間がかかりますが、現地のみなさんに求められる関わりとはどのようなものか、私たちは何をするべきか考える手がかりを得られた今回の活動でした。温かく迎えてくださった現地のみなさん、ご協力いただいた高崎健康福祉大学のご関係者に心より感謝申し上げます。
参加した学生の振り返りコメント(抜粋)
マジック活動を通じて得た「達成感」と「つながり」
- 「最初は緊張しましたが、子どもたちの反応が良く、我々も楽しめました」
- 「観客が笑い、拍手をしてくれたことに喜びを感じました」
- 「同級生や後輩と力を合わせることで乗り切り、全員が一回り成長できました」
被災地訪問で直面した「現実」と「防災への意識」
- 「発災から時間が経っても道路が直っていない場所があり、復興の難しさを肌で感じました」
- 「日常的な避難訓練の重要性や、津波・地震の真の恐ろしさを痛感しました」
- 「ニュースだけでは分からない衝撃的な現実に触れ、直接見聞きすることの重要性を学びました」
これからの支援と成長に向けて
- 「本州から離れた過疎地域での支援の遅れや、若者が少ないことによる復興の困難さという社会的課題も学びました」
- 「能登の方々が明るく優しく接してくれたことに感動し、人柄の良さや温かさを心の底から感じました」
これらの活動は、日頃より温かいご寄付をお寄せくださる皆様のおかげで実現しています。被災地の復興には長い時間がかかりますが、皆様から託された想いが、地域の未来を形作る希望として静かに灯り続けています。私たち朝日新聞厚生文化事業団は、今後も皆様のご支援に誠実に向き合い、地域と若者がともに育む、持続的な支援のかたちを応援してまいります。