~支え合う安心社会の実現に向けて~
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平和祈りチャリティー大茶会

これまでの活動

「一盌からピースフルネスを」
平和祈りチャリティー大茶会

茶道裏千家淡交会北九州支部(大迫益男支部長)によるチャリティー大茶会(当事業団など後援)が今年も9月28日、北九州市小倉北区の小倉井筒屋新館9階パステルホールで開かれ、多くの買い物客らでにぎわいました。

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社会福祉活動支援のために毎年秋に開かれており、62回目。今年は青年部や青年部育成委員会が中心になって接待にあたりました。
8月に102歳で亡くなられた裏千家前家元の千玄室さんは第2次世界大戦で特攻隊員となったが出撃することなく終戦を迎えた経験をお持ちでした。生き残った者の責務として、茶道を通じた国際交流に力を注ぎ、世界平和を訴え続けました。その千さんが提唱されたのが「一盌(いちわん)からピースフルネスを」。今回の大茶会にあたり、「その思いを受け継ぎ、微力ながら実践していきたい」というのが支部のみなさんの思いでした。

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会場にはススキやキキョウなど秋の草花が飾られ、来場者は落ち着いた雰囲気のなかで秋の訪れも感じながら、お菓子と抹茶をゆっくり楽しみました。母親と一緒に参加した地元の小学5年の女児は「お茶とお菓子がおいしかった。今度は自宅でもお点前をしてみたい」とにっこり。初心者向けのお点前の体験コーナーも人気を集めていました。

支部の岡田宗恵幹事長は「前家元が亡くなられた後、『一盌からピースフルネスを』が一層心に響くようになった。平和を祈り、来てくださったみなさんが笑顔でお帰りになることを願って、一服を差し上げました」と話しました。
大茶会の収益金は後日、当事業団にご寄付いただきます。

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なお、北九州支部(093・967・1288)では、茶道を始めたい方やお茶会情報、支部の活動などへの問い合わせを受け付けています。お近くにお住まいで、関心のある方はお気軽に問い合わせをしてください。