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「ゆうゆうビジット」日色ともゑさんとマリオネットが高齢者施設を訪問
雲の上の町と呼ばれている高知県梼原町。愛媛県との県境にあるこの町は、面積の91%が森林で美しい木々と澄んだ空気があふれています。
今回は町のお年寄りが生活する「特別養護老人ホーム梼原ふじの家」を、俳優の日色ともゑさんと音楽ユニット「MUZIC@NET/マリオネット」(以下マリオネット)が訪ねました。

真夏の青空が広がる8月19日。
はじめに、日色さんが「梼原町には数十年前に劇団民藝の公演で来ました。とても懐かしいです」と梼原町との思い出を話した後、マリオネットの湯淺隆さん(ポルトガルギター)と吉田剛士さん(マンドリン)が「暗いはしけ」や映画音楽「日曜はダメよ」など4曲を演奏。
続いて、日色さんが童話「白いぼうし」(あまんきみこ作)をあたたかく優しい口調で朗読すると、71歳から102歳までの利用者や職員ら約100人が聴き入りました。


後半はマリオネットの演奏に乗せ、日色さんが「皆さんも一緒に歌いましょう」と「赤い靴」や「ふるさと」などの童謡の歌詞を読み上げ誘うと、利用者らが歌を口ずさみました。最後に日色さんが「また梼原へ来たいです。皆さん、お元気で」と話すと大きな拍手が送られました。
利用者の90代女性は「(実際に)日色さんを見ることなんか出来んけんね、ドキドキした。本当に良かった」、70代女性は「赤とんぼや赤い靴など懐かしい曲を聴くのは良いね。こういう生の演奏、生の音もすごく良いなと思った。日色さんの声も良いなと思った。また来て欲しいね」と笑顔で話しました。

~この事業は外出の機会が少ない高齢者施設で生活する方々をプロの音楽家や俳優、力士らが訪問し、交流してもらう「ゆうゆうビジット」の一環で行っています~