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今夏も福岡・宗像で海の療育キャンプ

8月19、20の両日、福岡県宗像市神湊の県立少年自然の家「玄海の家」で、在宅肢体不自由児を対象とした恒例の「海の療育キャンプ」がありました。今夏は全国的に記録的な猛暑に見舞われたほか、九州では一部で豪雨被害も出ましたが、幸い両日ともまずまずの天候に恵まれ、参加した子どもたちは海水浴やキャンプファイヤーなどを思い存分楽しみました。

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海水浴を楽しむ参加者たち=福岡県宗像市神湊、県肢体不自由児協会提供

今年のキャンプに参加したのは、県内在住の小学校4年から高校3年までの16人。特別支援学校の先生や医師・看護師らが運営を支えたほか、今年は消防士4人も加わり、車いすの子どもたちの移動などを率先してサポート、大いに活躍しました。また、「お兄さん」「お姉さん」役として中村学園大、福岡県立大、福岡大、九州産業大、福岡教育大、九州大の計四十数人の大学生ボランティアが2日間にわたって寝食を共にしました。

このキャンプは福岡県と福岡県肢体不自由児協会が主催しており、当事業団も1956年に志賀島で開いた第1回から共催者として長く関わってきています。今年は70回の大きな節目でしたが、近年はコロナ禍や台風で中止が続き、昨年ようやく5年ぶりに復活できたばかりです。開催実現は「子どもたちに素晴らしい夏の思い出を作ってもらいたい」と願う一人ひとりの関係者の献身的な協力があってこそ。改めて厚くお礼を申し上げます。

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夜のキャンプファイヤーの様子=福岡県宗像市神湊、県肢体不自由児協会提供