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最新のお知らせ

令和6年能登半島地震 災害支援
災害時の支援活動の協力に関する協定(大学ボランティアセンターへの支援)活動実施報告「聖学院大学」(埼玉県)

2024年1月1日に発災しました「令和6年能登半島地震」について、本協定に基づき支援活動を実施された団体からの活動報告を掲載いたします。今回は「聖学院大学」です。

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助成金額

1回目:107,464円
2回目:232,102円

助成金の使途

学生ボランティアの交通費、宿泊費、装備品購入費、現地で移動するためのレンタカー代、ガソリン代、調査用スリッパ代

活動実績

1回目

2月22日(木)~2月25日(日)・・学生1名
3月22日(金)~3月25日(月)・・学生2名

2回目

4月30日(火)~5月2日(木)・・学生5名
能登町災害ボランティアセンターの運営補助やニーズのあがった被災宅で活動しました。

活動成果

1回目

全国から応援に駆け付けた社会福祉協議会の職員とともに、災害ボランティアセンターの運営に関わり、 微力ながらセンタ一運営に貢献することができました。また、将来、社会福祉士を日指す学生が社会福祉協議会の地域に根差して業務を遂行する様子を目の当たりにして、 地域福祉への関心、学びを深める機会となりました。

2回目

全国から応援に駆け付けた社会福祉協議会職員、日本生活協同組合連合会職員とともに、災害ボランティアセンターで、ニーズ調査、ニーズ発掘のためのローラー訪問に同行させていただきました。学生が同行することで場が和み、ニーズを引き出すきっかけになりました。また、被災宅の片付けでは、体力面で若い力を発揮するだけでなく、住民の方と心を通わせる交流も生まれました。

活動風景・写真

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参加した学生からの声

1回目に参加した学生
  • 私が活動した地域は、津波が押し寄せた地区を中心に多くの場所で大きな被害が出ており、ボランティアが入るにあたっての必要事項を正確に聞き出すこと、また会話の中で心の状態やその他の困りごとを聞くなどといった活動がとても重要であることを学びました。その一方で、災害ボランティアセンター職員の中にも被災された方はいらっしゃり、この方々のメンタルケアなどの必要性といった現地に入らなければ分からなかった課題も感じました。
    また、自分自身についても先を読む力が足りないなどの課題を改めて発見することができたので、今後に生かしたいと思います。
  • 私たち学生ボランティアは、一定期間現地入りしその後去ってしまう存在ではあるけど、災害ボランティアセンター職員も全国から集まっており引継ぎが頻繁にあったことから苦労されているように見え、学生が細かな部分を担うなど自分たちの存在の必要性を感じました。
    被災された方々の中には高齢者も多く、孫世代の私たちだからこそ気軽にお話しできることもあるようで、お互いに楽しく話をすることができました。
2回目に参加した学生
  • 今回能登地震ボランティアツアーに2泊3日で参加しましたが、現地で活動して良い経験になりましたし、また様々な課題も見えました。自分自身震災に対して特別強い意識は持っていませんでしたが、現地に行き、意識というのはかなり強くなりました。
    1月1日に震災が起き約4ヶ月後の訪問でしたが、この目で見て全く進んでいないと感じました。1日目と2日目は同じ被災されたお宅にお伺いして、家の中の撤去を中心にやっていきました。家の中を片付けるというのは思い出も一部捨てるということもあるので、自分自身も少しもどかしい気持ちでやっていました。今回お伺いした所も(震災を)思い出してしまうという理由で捨てる選択をしましたが、私にとってはちょっと悩んでしまった部分でもありました。想いというのはあるはずなので、判断が難しいです。
    活動を通して見えてきた課題としては、やっぱり復興がほんとに進んでないことが一番の課題であると感じています。政府やボランティアなどといった支えというのはあると思いますが、能登は場所的にも行きにくい所でもありますが、明らかに被害が目立つ場所が多く残っているのであまり時間をかけて欲しくないのが私としての本音ではあります。また大きな地震が起きてしまったらさらに状況が悪化してしまう場合があるので、なるべく早めに復興させたいです。
    自分自身ボランティアを通じて様々な経験をさせて貰いました。ボランティアに参加することによって自分のちょっとした成長にも繋がりますし、被災地で活動する事によって早期復興にも繋がりので、その面で見ても、ボランティアは繋がりがとても大切であると実感しました。
  • 現地での活動を経て、震災に対しての自分の考えが一変しました。正直最初は能登半島の事など大きな地震があったことしか知らず、ニュースを見ることがほとんどなく現地の様子や自分にできることについては考えたことがなかったです。
    現地は4カ月たった時点でも復興はあまり進んではいませんでした。その様子を現地で見て、今更ながら助け合わなければならず、もっと能登のことを考えるべきなのだと感じたのと同時に、何故こんなにも復興が進んでいないのか疑問にも思いました。そこで後から原因を考えてみると、自分だけでなく他の人も詳しい状況を把握できていないのではと考えました。何が必要で現地は今どんな様子なのかを知らないと助け合うこともできないと思います。それならどうするべきなのか考えたときに、私はネットニュースなどでもっと報道することやSNSで拡散するべきだと考ました。テレビで報道するのも効果はあると思いますが若者の力を必要としているのならば、若者がテレビをあまり見ない現状を考慮するとスマホで簡単に見られるネットニュースやSNSが効果的だと考えました。
    物の運び出しや崩壊してしまったお家の中の片付けは業者の人でもできますが、遠くからボランティアとして来ることで、被災された方や被災を不安に感じている人たちに、助けに来てくれる人がいるのだという安心感を少しでも与えられることや、人との繋がりを感じられることが大切なのかもしれないと感じました。
    この経験や考えたことを踏まえて、この先も私に何ができるのか、私たちはどうしていくべきなのかを、能登半島の事だけでなくこれから起こるかもしれない災害に向けてしっかりと考え続けたいと思います。また、自分が誰かの役に立てることや、そのことで感謝の気持ちを伝えてくれる喜びを実感できたので、その気持ちを忘れずにこれからも誰かの役に立つような行動を続けていこうと思います。
  • 今回のボランティアで学んだことは私生活にもボランティアにつながる知識や能力があるということです。調査後の資料作りはシステムに入力するだけで普段のタイピングとあまり大差なく出来ました。家の片付けでは物を運ぶ筋力や率先してやるなどは普段からでも養える能力だと思います。普段の生活から学べることを大切にしていきたいと思います。
  • 被災してからまだそんなに時間が経っていない能登に訪れて、私はこれからも時間がある限り、災害ボランティアに参加して少しでもその地域の人々を支えたいと思いました。災害ボランティアは女性でもできることが見つかりやすく行動しやすいです。家の片付けというものは簡単な手作業から重い荷物を運ぶ重労働まで幅広く作業量が本当に多いです。ましてや一人でやるなんて、とても大変です。一刻も早く能登が復興できるように私もまたお手伝いできたらなと思っています。

今後の課題

復興に向けた活動は数年続くと言われており、現地では息の長い支援が必要とされています。しかしながら、大学所在地の埼玉県と石川県間の移動には時間がかかるため、大学としては長期休みを利用しての活動の送り出しに限定されてしまうのが実情です。今回で一旦活動の機会が途切れてしまうことで、学生の関心や想いが継続するための工夫が必要となると感じています。報告会など現地の状況や活動を伝える機会を持ちながら、 次の長期休みの活動につないでいきたいと思います。

埼玉から石川に出向いての活動は、体調面を整えて学生たちが活動に集中する環境を整えることを考えると、やはり金沢などに前泊して活動に入ることが望ましいです。そうすると費用がかかるため、今後も学生たちの交通費、前泊宿泊費を支援いただける制度が必要だと感じています。

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