最新のお知らせ
令和6年能登半島地震 災害支援
災害時の支援活動の協力に関する協定(大学ボランティアセンターへの支援)活動実施報告「大阪公立大学」(大阪府)
2024年1月1日に発災しました「令和6年能登半島地震」について、本協定に基づき支援活動を実施された団体からの活動報告を掲載いたします。今回は「大阪公立大学」です。
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助成金額
300,000円
助成金の使途
大型バスのチャーター費用
活動実績
2024年3月28日(木)~29日(金)、石川県羽咋郡志賀町にて、学生9名、教職員等4名の計13名で活動を行いました。1日目は津波によってゴミが散乱してしまった海岸の清掃をしました。2日目は被災した家屋の屋根から落ちた瓦の撤去、廃棄する家具等の運び出し、分類後に軽トラックで廃棄物集積場へ運搬する作業を行いました。
活動成果
志賀町災害ボランティアセンターに依頼のあった案件の中からマッチングをしていただきました。被災地には災害ボランティアセンターというものがあり、多くの人たちが協力しながら運営してくださるおかげで私たちも活動ができているのだと知りました。感謝の気持ちを持って、あいさつは絶対にしようと心がけました。
1日目の海岸清掃を始めた時は海岸一面に大小様々なゴミが散乱しており、テトラポッドの隙間にも大量のゴミが入り込んでいました。活動が終わる頃には、海岸の大部分のゴミを拾い終え、地域の海岸清掃は「完了」と判断していただくことができました。
2日目は個人宅の片づけを行いました。納屋から物を出す人、分別する人、軽トラックに積み込む人、運転して集積場に運ぶ人など、各々ができることを分担して作業に取り組み、効率よく片づけを進められました。捨てずに置いておきたいものがないかを住民の方に確認しながら片づけることができました。住民の方から、以前住んでいた家が急に住めなくなることの辛さなどのお話を聞かせていただきました。
活動終了後にはみんなで感想を話し合い、それぞれが感じたことや気づいたことを共有しました。
活動風景・写真
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![28523479](http://p.potaufeu.asahi.com/613b-p/picture/28523479/a1496c536cc826fdabbea71a8318f512.jpg)
![28523480](http://p.potaufeu.asahi.com/dad2-p/picture/28523480/49d44df14a6b4fd2379820f7fe9648e8.jpg)
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![28523484](http://p.potaufeu.asahi.com/92eb-p/picture/28523484/4f2e6c572491cb1a67462c3932e482a7.jpg)
![28523485](http://p.potaufeu.asahi.com/6b71-p/picture/28523485/c196c7a4da28371fa490d621158b085c.jpg)
![28523486](http://p.potaufeu.asahi.com/3f5b-p/picture/28523486/bcc6c294d0606c5bd8763565aacfbea9.jpg)
![28523488](http://p.potaufeu.asahi.com/cfb3-p/picture/28523488/e3114889da2a7bd45293432b58c4f3d8.jpg)
参加した学生からの声
- 地域のおばあさんと話しました。地震で一部損壊し、もともと住んでいた2階部分では住めない状態。でも、業者もNPOも損壊戸数が多過ぎて、まだこちらに回ってきてないとのことでした。ニュースでも復興が遅れていると聞いていましたが、その状況について生の声が聞けて、より実感がわきました。
- ボランティア活動は初めてで何が経験できるかも分からないまま参加しましたが、ボランティアの手もあって復興に向かえるのだと思えました。また、実際に活動する以外にも、観光したりふるさと納税をしたりなど色々な貢献の形があるとも思うので、今後もいろんな関わりをできたら良いと思います。
- 初めて実際に被害のあったところに来て、地震の被害について解像度が上がりました。ニュースでも色々聞いていましたが、体感するとインパクトが違いました。運転する時に気持ちよくスピードを出せるのも道路がちゃんと整備されているからなのだと理解しました。
- 海岸清掃はしたことがなく、すごいゴミだなと最初は思いましたが、みんなで協力して取り組み、最終的には綺麗になって達成感がありました。
- 見ず知らずの人たちが力を合わせて取り組んでいました。区長さんたち、地元の人たちや社協の人たちも一緒になって頑張りました。「おかげさまで」と区長さんが言ってくださったのが、すごく嬉しくてやりがいがありました。
- バケツリレー形式で物を運んでいくとか、分別の仕方とか、片づけをする上でのコツや知識を知ることができてよかったです。今後また活動する際に、より効率的に作業ができると思います。
- 誰かのためになっていると感じながら活動できました。作業終了後にありがとうと言われたのが嬉しく、普段の生活ではありがとうって言われることが少ないので、貴重だと思いました。
- 家から家財などを出しましたが、他人のものを処分する際の立ち回りには注意しないといけないと思いました。私たちにとってはゴミと言っちゃうものでも、住民の方にとっては宝物であったりもすると思います。作業する時にはそういったことへの心配りが必要だと思いました。
今後の課題
私たちが活動したのは災害が発生してから約4か月後の被災地でした。海岸は4か月間清掃されず、家は片づけられないままだったということです。4か月間も自分の町が被災した状況のままというのは非常に心が苦しくなることだと思います。
まだ作業の進んでいないところはたくさんあるようで、災害の規模の大きさを改めて認識しました。今回の活動で貢献できたことは微量かもしれませんが、その積み重ねが復興につながるのだと思います。今回の活動で経験したことは、大学内で報告会を開催して周りの人に伝えたいと考えています。
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