最新のお知らせ
令和6年能登半島地震 災害支援
災害時の支援活動の協力に関する協定(大学ボランティアセンターへの支援)活動実施報告「名城大学」(愛知県)
2024年1月1日に発災しました「令和6年能登半島地震」について、本協定に基づき支援活動を実施された団体からの活動報告を掲載いたします。今回は「名城大学」です。
助成金額
500,000円(うち487,241円を今回使用し、残金は次回5月の活動に充当)
助成金の使途
学生の現地までの交通費、現地宿泊費など
活動実績および活動成果
- 2/10 先遣隊(富山県氷見市、石川県七尾市に事前視察)
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本学が包括連携協定を締結している富山県氷見市及び石川県七尾市に先遣隊として3名の学生が現地で調査を実施、氷見市では氷見市役所を訪問しポリタンク10個とホッカイロ240個を寄贈しました。
- 2月14日~21日 および3月2日~15日 富山県氷見市にて災害復興ボランティア活動
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2月14日(水)
学生4人が富山県氷見市を訪れ、学内で取り組んだ募金活動で学生や教職員から寄せられた25万5831円を林正之市長に贈りました。
高島会長らは災害ボランティアとして復旧活動を手伝うため、14日に天白キャンパスを出発して午後に氷見市入りし、市役所で林市長に寄付金の目録を手渡しました。高島会長は「元日の地震で心が痛み、みんなで1月5日から募金活動を始めました。少しでも早く震災前の生活が取り戻せるようにできる範囲で精いっぱい頑張りたい」と災害ボランティアとしての活動に意欲を示しました。
林市長は「大変ありがたいです。皆さんに助けてもらいながら再建に向けて頑張っていきます」と感謝の言葉を述べました。
2月15日~21日および3月2日~15日
富山県氷見市にて災害ボランティア活動を実施しました。午前8時45分に善徳寺を出発し、午前10時からボランティア活動をスタート。主な活動としては、倒壊した家屋からの荷物の搬出、割れてガラスなどが散乱した家の中の掃き掃除や、破れたふすまや壊れたタンス、家電製品などの片づけ、災害ごみの仮置き場に集められたごみの荷下ろしと分別、家屋からの泥の掻き出しなどを実施しました。
富山県南砺市の城端別院善徳寺で宿泊・自炊し、連日氷見市で活動しました。氷見市災害ボランティア・支えあいセンターからの依頼を受けて様々な場所での活動となりました。
3月19・20日 富山県氷見市及び石川県宝達志水町での活動
学生29人と職員2人が3月19、20日の2日間、富山県氷見市と隣接する石川県宝達志水町で災害ボランティア活動を実施しました。
19日は午後1時から2グループに分かれて活動をスタートし、解体される住宅の引っ越し作業やボランティアセンターでの廃棄物の仕分け作業に取り組みました。20日は観光名所の「比美乃江公園」で液状化により噴出した土砂を土嚢袋に詰めて搬出する作業や個人宅での土砂の掻き出しを行いました。また、学生5人が能登半島の付け根に位置する宝達志水町で、被災者宅での被災ごみの回収場所への搬出を担いました。
特に20日は朝から強風に加えて雨やみぞれ、あられに見舞われる大荒れの天気で、学生たちはずぶ濡れになりながらの活動となりましたが、「被災した家屋を見て、あらためてすごい地震だと実感しました」「これからも支援活動を継続していきたい」と振り返っていました。
活動風景・写真
参加した学生からの声 ※参加学生の学びや意見
- どんなに頑丈に作っても、規模の大きい地震の前には建物というのは簡単に壊れてしまうことを痛感しました。
- 富山県氷見市は、被災した他の地域と比べて被害は少ないと聞いていましたが、実際に行って見てみると被害はとても大きかったです。
- 他のボランティアの方とも力を合わせて、今後も活動に積極的に参加して少しでも復興に向けてお手伝いをしていきたい。
- 作業を早く効率よく進めることも大事ですが、適度なペースで進めることも継続的に活動するには重要であると感じました。
今後の課題
今後の活動については、氷見市で5月中旬以降に被災した住宅の公費解体が始まることから、氷見市社会福祉協議会から「その際での活動をお願いしたい」と依頼されています。また、学生たちからは「石川県能登地方での活動を視野に入れながら取り組んでいきたい」との声が出ています。費用の捻出などが今後の課題です。
お問い合わせ
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