最新のお知らせ
「社会的養護の奨学金情報等発信全国ネットワーク」(仮称)の設立を協働して呼び掛けます
奨学金検索サイトMiomusが公開になりました。

虐待をはじめ様々な困難を経て、社会的養護で暮らし、学びたいと進学を希望するこどもを支援しようと、多数の団体による奨学金事業などが行われてきました。また日本学生支援機構の給付型奨学金も始まり、こうしたこどもが進学するための経済的な支援は、徐々に整ってきたと言われています。
しかし、社会的養護で育った大学生等からは、実体験から「奨学金情報を集めるのが大変だった」「周囲に進学している人がおらず、どうしていいか分からなかった」など、情報不足の課題が指摘されています。
そこで、私たちは、社会的養護のこどもの奨学金等に取り組む全国の団体に参加を呼びかけ、標記ネットワークを設立し、インターネットサイトで連携して情報を発信することを目的に、「ネットワーク設立呼びかけ団体」として協働することにいたしました。
設立するネットワーク組織の名称が、「Miomusネットワーク」に、情報発信する奨学金等検索サイト名が「Miomus」に決定しました。
インターネットサイトで情報を発信
ネットワークで情報を発信するインターネットサイト「社会的養護の奨学金情報等ネット」(仮称)は、以下の特徴を持つ、国内ではじめてのものとなります。
①奨学金等を運営する団体が力を合わせて、こどもたちのために情報を発信します。
- 各団体がそれぞれの最新の奨学金情報を掲載・更新し、サイト訪問者はその検索ができます。
- 各団体の関係する、社会的養護を経験した学生等へのインタビュー記事、体験談、コラム等を掲載します。
②サイトは、児童養護施設で暮らした学生などが中心となり、当事者の視点で全体を企画し、制作に携わります。
スケジュール(予定)
2023年9月に、全国の奨学金等を運営する70程度(予定)の団体、大学、専門学校等に参加を呼びかけ。12月にサイトを公開します。
ネットワーク設立呼びかけ団体
( )内は実施している奨学金制度など。あいうえお順。
- 一般財団法人教育支援グローバル基金(エンデバー、ジャパン未来スカラーシップ・プログラム)
- 一般財団法人ゼンショーかがやき子ども財団(ゼンショーかがやき子ども財団奨学金)
- NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンド(ドコモ奨学金)
- 公益財団法人資生堂子ども財団(公益財団法人資生堂子ども財団奨学金)
- 社会福祉法人朝日新聞厚生文化事業団(児童養護施設・里親家庭等進学応援金、自立援助ホーム・子どもシェルターまなび応援金)
- 社会福祉法人東京都社会福祉協議会(西脇基金)
当プロジェクトの後援
全国児童養護施設協議会、公益財団法人全国里親会、日本ファミリーホーム協議会、全国自立援助ホーム協議会、全国母子生活支援施設協議会、全国児童心理治療施設協議会、全国児童自立支援施設協議会、子どもシェルター全国ネットワーク会議(予定・申請中を含む)
お問い合わせ
事務局:東京都中央区築地5-3-2朝日新聞厚生文化事業団内 奨学金ネット事務局
TEL:03-5540-7446
メール:shingaku@★asahi-welfare.or.jp
※メールは「★」記号を「@」に置き換えて送信ください。
*企画:応援生奨学金情報ネット開設チーム(仮称)。このプロジェクトは、児童養護施設で暮らした大学生等が企画したもので、様々な団体、関係者のご協力のもとに準備が進められています。