これまでの活動
子どもの立場全国フォーラム
第3回研修会「コミュニケーションゲームをして交流を深めよう!」を開催しました
朝日新聞厚生文化事業団では、精神障害のある人やその子どもたちが安心して暮らせる地域社会を目指し、2018年1月に発足した、精神疾患の親をもつ子どもの会「こどもぴあ」とともに活動をしています。
全国各地で活動をしている、障害のある親に育てられた子どもの立場のピアサポートグループ、ヤングケアラーのグループの運営に関わる人を対象にした「子どもの立場全国フォーラム」第3回研修会「コミュニケーションゲームをして交流を深めよう!」を、1 月29日にオンラインで開催。全国各地でピアサポートグループに関わる人等、15人が参加しました。
当フォーラムは、グループ運営に携わる人が、お互いに経験を共有し学び合える場があればという思いで、精神疾患の親をもつ子どもの会・こどもぴあさんとともに、企画、運営をしています。
第3回目研修会では、「ビブリオバトル」のルールからヒントを得たコミュニケーションゲームで、参加者同士の交流を深めました。参加者は、各自「自助グループとの出会い」「出会ってよかったこと」をテーマに、それぞれ自分の思いを話し、また他の参加者の話を聴きました。発表の後は、参加者全員でディスカッション、最後は、最も心動かされたお話、印象に残ったお話を各自が選び、投票も行いました。
参加者からは、「皆さんそれぞれの状況や気持ちを教えていただくことで、とても共感できました。寄り添ったコミュニケーションでそのままの自分で参加でき、とてもありがたい時間でした。」「発表が終わったら良かった感想を言うというのが、自信につながりました。」などの声が寄せられました。
こどもぴあの運営メンバーも、「ビブリオバトルを活用したおかげでみなさんそれぞれのお話を聞ける機会となった。そのままの自分で参加してくださったとのこと嬉しい」と感じています。ご参加の皆さんからいただいたたくさんの声。その声に運営メンバーも応えようと、コメントをまとめ、参加者に発信しました。会の終了後も、こうして、「つながり」を継続しています。
また、今後について、参加者からは、「活動にコラボできるといいなあと思いました」という感想がよせられ、こどもぴあの運営メンバーも、「来年度も他の団体とのつながりの機会になるようにいろいろ企画できるように頑張ります」と語っています。
朝日新聞厚生文化事業団では、今後も、障害のある親やきょうだいをもつ当事者のグループ、家族の介護を担うヤングケアラーのグループの、団体をこえた緩やかなつながりをつくっていき、ピアサポートグループの継続を応援します。