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癒やしの音色3年ぶり 大阪の施設で「ゆうゆうビジット」

外出の機会が少ない高齢者施設の入所者らに、音楽家の生演奏や力士との交流など憩いのひとときをお届けする朝日新聞厚生文化事業団のプログラム「ゆうゆうビジット」。新型コロナウイルスの影響でしばらく休止していましたが、1月22日、大阪府豊中市西泉丘3丁目の介護付き有料老人ホーム「チャームスイート緑地公園」で久しぶりに開催しました。施設を訪ねてリアルに開催するのは約3年ぶりです。

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訪問したのは、大阪を拠点に活動する女性音楽家グループ「ベルリントリオ」のみなさん。いずれもベルリンへの留学経験がある石田聖子さん(チェロ)、宮田英恵さん(バイオリン)、宮本聖子さん(ピアノ)の3人組です。ミニコンサートの会場は施設1階のロビーでしたが、「密」を避けるため、2回に分けて実施し、入所者に約30人ずつ集まってもらいました。3人は息の合った演奏で「エリーゼのために」「上を向いて歩こう」「ふるさと」などクラシックの名曲から童謡までバラエティーに富んだ約10曲を披露。知っている曲が流れると思わず口ずさむお年寄りも。アンコールでは手拍子も巻き起こり、笑顔が広がりました。

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数日前から訪問を楽しみにしていたという入所者の男性は「バイオリンの生演奏が素晴らしかった」と満足げ。若い頃はコーラスをやっていたという女性は「最近は外に出る機会がほとんどない。目の前でこんな素晴らしい演奏を聴くことができて感激しました」と話していました。

事業団では今後、コロナの感染状況などを慎重に見極めながら、ゆうゆうビジットの本格再開に向けた検討を進めていきます。