応援実績

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なんとかしたいをともに

時代の要請に応じた応援金

私たちは、その時々の社会情勢を踏まえ、緊急に応援金を実施しています。ここでは、2020年に実施した「新型コロナウイルス緊急学生応援金」と11年の「東日本大震災こども応援金」についてご紹介します。

新型コロナウイルス緊急学生応援金

マケナイデ 私たちはひとりじゃない!

「アルバイトが禁止となり、バイト代で生計を立てることが困難になりました」
緊急事態宣言が出された2020年4月、里親家庭出身の看護学生が自身の置かれた状況について話してくれました。

児童養護施設などの社会的養護で育った学生の多くは、親や親族に経済的支援を求めることができません。経済的な問題だけでなく、親から愛されなかった辛さや虐待によるトラウマ、学業のハンディなど、社会的養護のもとに育つ子ども達は壮絶な環境を生き抜いてきた例も珍しくありません。その中でも学ぶことに希望を見出した社会的養護出身の全国の学生を対象に、一律5万円をおくったのが「新型コロナウイルス緊急学生応援金」です。学生たちの金銭的な不安を軽くするとともに、「ひとりじゃない」「あなたを応援している大人がいる」という応援メッセージをリーフレットにして届けました。

1,412人に7,060万円

応援メッセージ
応援メッセージ

報告書

東日本大震災こども応援金

両親を亡くした子どもたちへ

11年3月11日に発生した東日本大震災で両親を亡くした子ども(孤児)に202人に総額4億8850万円を届けたのが「東日本大震災こども応援金」です。金額は未就学児・小学生が1人当たり300万円、中学生が200万円、高校生相当年齢が150万円。「自由に使えるお金」として、対象の子どもたちに直接届けました。

全国のたくさんの方々から、ご寄付と一緒に届く「被災地の子どものために」という声に背中を押され、この応援金は動き始めました。経済的な不安を和らげ、子どもが夢をあきらめずに将来への希望を持てることに少しでも役立ちたいと考え、それぞれの年代の子どもたちが18歳を迎えるまで、安心して暮らせるような、まとまったお金を、すべての孤児に渡すのを目標にしました。

202人に48,850万円

※東日本大震災で両親を亡くした子ども(孤児)に給付。

子どもの財産として直接、子ども自身の口座に応援金をおくりたいと考え、関係各方面の団体や組織への取材、交渉や関係を重ね、準備を進めました。個人情報保護法をはじめ、多くの障壁が立ちはだかる中、岩手、宮城、福島県の各県庁と仙台市庁に何度も足を運び、多くの関係の方々の協力を得て、各児童相談所や学校などを通じ、子どもや保護者へのお知らせ、周知を行い、子どもや保護者に情報を届けることができました。

7月から贈呈を始め=写真、対象と見込んいた220人の9割を超える子どもたちに応援金を届けることができました。

東日本大震災こども応援金の記事(2011年7月7日 朝日新聞朝刊一面)
東日本大震災こども応援金贈呈者の内訳

その他の応援金

東日本大震災 被災3県へ寄託

東日本大震災こども応援金とは別に、震災孤児・遺児のための使途指定で宮城県に2億5千万円、岩手県に2億円、福島県に5千万円の計5億円を寄託しました。また震災で大切な人を亡くした子どもの悲嘆に寄り添う、グリーフケアにも取り組みました。

宮城県、岩手県、福島県に 計5億円

※震災孤児・遺児のための使途指定。

子どもたちに明るい未来を

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