桐朋学園在学中の1977年カラヤン指揮者コンクールジャパンで優勝。ベルリンでカラヤン氏のアシスタントを務め、タングルウッド音楽祭でもバーンスタイン、小澤征爾らに指導を受けた。
国内はもちろん海外への客演も多く、2013年2月と2017年4月にはサンクトペテルブルグ・フィル定期演奏会を指揮、聴衆や楽員から大絶賛を受けた。オペラでは新国立劇場公演「夕鶴」、大阪カレッジオペラ「ピーター・グライムズ」などで好評を博し、P.ブーレーズ、M.マイスキー、I.パールマンをはじめとする世界的ソリスト、特にM.アルゲリッチからは3回の共演を通じてその演奏を絶賛されるなど、絶大な信頼を得ている。
これまでに広島響音楽監督・常任指揮者、新日本フィル正指揮者、大阪センチュリー響常任指揮者、群馬響音楽監督(現在・名誉指揮者)、札幌響正指揮者などを歴任し、現在は京都市響常任首席客演指揮者、東京シティ・フィル常任指揮者、仙台フィルレジデント・コンダクター、静岡響ミュージック・アドヴァイザー、東京藝術大学音楽学部指揮科教授 兼 藝大フィルハーモニア管弦楽団首席指揮者の任にある。
第4回渡邉曉雄音楽基金音楽賞(1996年度)、第10回齋藤秀雄メモリアル基金賞(2011年)、第50回サントリー音楽賞(2018年度)を受賞。
2019年3月には、ウラジオストクとサンクトペテルブルグにおいて、『ロシアにおける日本年』の一環として團伊玖磨のオペラ「夕鶴」を指揮、日本とロシアの文化交流に大きな役割を果たした。